一人称視点に着目したイメージトレーニング支援システムの開発と評価
メンバー:加藤悠一
卒業年度:2017年
近年,競技スポーツでは記録または技自体が競われている.特に体操やスノーボード,シンクロといった競技では高度な技の一つとして,回転動作を伴う技が注目されてきている.技や技術を競う競技スポーツでは,難易度の高い技が評価されるため,技術力の向上が必須である.競技に熟達している選手は,高度な技をイメージの中でシミュレーションする,イメージトレーニングを行うことが可能である.一方で初心者は競技経験がないことから,イメージの中で技をシミュレーションすることが困難である.本研究では,競技スポーツにおける技習得のプロセスに着目したイメージトレーニング支援システムの開発と評価を行う.提案するシステムは,モーションキャプチャと人形を利用した,客観的視点からの技のシミュレーションを可能にする映像生成システムと, Oculus Riftを用いて技を行った時の一人称視点での視覚的変化をシミュレーションすることができるシステムから構成されている.
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